熊本の地震から10日経ちました。

九州には親戚が沢山住んでいるので、その安否が心配でしたが、問題ないとのことでホッとしたものの、2度の地震で甚大な被害が出たことに対して、しばらくの間、語るべき言葉が見つかりませんでした。

恐怖に対して、人は言葉を失うのだなと実感した次第です。

10日経ったからと言って、語るべき言葉があるわけではないのですが、今、考えていることを。

亡くなった方、被害を受けた方と、自分の違いって何だろうと考えた時に、単にタイミングの違いだけで、少しのタイミングの違いで自分もそうなっていたかも知れないのだと強く思っています。

生か死かって、普段は厳密な違いがあるように思っているけれど、実はその境界線て危ういものなのだなと。

そう思うと、今、生きている自分て有り難いし、もっと自分の生を大事にしないといけないなと思います。

実務的なことを言うと、庁舎が地震で壊れてしまい、役場としての機能が止まってしまっている自治体が複数あることに衝撃を受けました。

東日本大震災があり、恐らく耐震に関しては厳密になっただろうに、財政難で、建て替えも、耐震補強工事でさえもできなかったのだとしたら、日本の地方は大丈夫なのかな、と。

豪華な庁舎は不要ですが、いざという時にしっかりと機能する庁舎は必須だなと思った次第です。

これからの復興への取り組みで、私にできることは募金くらいしかありませんが、できる範囲で協力したいと思います。