ホテルをチェックアウトして荷物だけ預け、ゆいレールで首里駅に向かいました。

南西観光ホテルは牧志駅の階段下りてすぐなので、観光後に荷物を取りに戻るにも便利で良かったです。

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ゆいレールの一番前の席に、まる子と二人で座り、鉄子満喫

不思議なことに、ゆいレールって、ジェットコースターみたいにレールがアップダウンしているんですよ。母娘で大騒ぎです(夫は、後ろの普通の席に座ってました。笑)

首里駅から首里城は歩けない距離ではないようでしたが、暑い中を歩くのはきついので、さっさとタクシーに。

初乗りの500円で首里城に連れていってもらえるので、夏は絶対に乗ったほうがいいです

しかも、このタクシーの運転手さんが道中、色々と教えてくれたので、勉強になりました。

例えば、この通り沿いは美観地区で、使える色の制限があるから、ローソンの看板も薄茶色だとかね。

水色じゃないローソンの看板なんて、初めて見ましたよ(ナチュラルローソンじゃないですよ)。

また、雪が降らないから、瓦には上ぐすりが塗ってないというのも、「なるほどねー」って感じでした。

長くなるので【続き】をどうぞ。



さて、首里城入口に着いた我々は、急いで入場券売場へと向かいました。

何故ならば、10時から無料のツアーガイドがあると聞いていたので、是非、それに参加したかったのです。

慌てていたため、ゆいレールの一日券を見せると割引になるのをすっかり忘れ、正規料金で入場したのですが…

ツアーガイド、既に満員でした

ソウルの時もそうだったんですが、こういうのとは縁がないみたいです(いや、もっと早く起きて、シャキシャキ行動すればいいんでしょうけどね)。

気を取り直して、普通に首里城を見て回ります。

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全てが後世の再建となりますが、「よくこれだけの建物を再建したなー」と圧倒されました。

王の玉座の間には、茶道具もありました。

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これを見る限り、本土の茶道具と変わらない感じですね。

王冠もありました(↓まる子撮影)。

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玉座や王冠を見ると、中国の影響を強く感じますね。

少し見て回ったところで、お茶が飲める場所がありました。

有料で一人300円とのことでしたが、暑かったので休憩したくて迷わず入りました。

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書院・鎖之間という再現された中でも一番新しい場所で、さんぴん茶と沖縄のお菓子をいただきます。

Webページはこちら

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そして、お茶をいただきながら、首里城や沖縄のお菓子の説明を聞くことができます。

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ちなみに、ジャスミン茶のことを何故沖縄では「さんぴん茶」と呼ぶかご存じでしたか?

中国語でジャスミン茶のことを「香片茶」と書き、「シャンピェンチャー」と呼ぶのですが、その「シャンピェン」がなまり、「さんぴん」茶と呼ばれるようになったとのことです。

へー、へー、へー、とかなり盛り上がりました(って、多分、うちだけだと思いますが…)

また、王の執務室であっても、基本的な間取りは前日に沖縄県立博物館で見た伝統的な家屋と一緒だということも分かりました。

↓こちらの画像は、「おきなわ郷土村」のHPからお借りしました。

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首里城って、「行ったけどいまいちだった」とおっしゃる方もいるかと思いますが、やっぱり見る価値はあると思います。

今回、ガイドツアーに参加できなかったのは残念でしたが、鎖之間でお茶をいただき、説明を聞くことができたので、とても楽しかったです。

やっぱり、文化的背景を知って見るのと知らないで見るのでは全く違いますものね。

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このお庭も再現されたものですが、こういった石を運んできて作ったのかと思うと、すごいなーと感嘆するばかりです。

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ちなみに、首里城のこの模型。

「やっぱり、中国の影響の方が大きいんだねー」と言って見ていたのですが、夫が「正座しているところが違うよね」と鋭いツッコミを。

確かに家臣達が正座しています

おまけ。

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玉座を模した背景の前で写真を。

夫撮影にしては、普通でしょ。もしや、腕を上げたのかも(笑)

いや、本来的には背景は上にもあって、そこも撮ってほしかったんですけどね