選挙の度に思うのだが、各政党の「顔」というものがあると思う。

民主党は「エリートっぽい、ちょっといい男。元エリート銀行マン」
という感じで、今の前原代表はいかにも「民主党顔」をしている。

共産党は、「今時どこで見つけてきたのか、地味でひたすら実直そうな
善人顔。元教師」という感じ。志位委員長も、まさに「共産党顔」。

そして、その中間点とでも言えるのが自民党。

「普通の日本のおじさん。ちょい髪の毛バーコード気味。元議員秘書」
というイメージで、一般的な「政治家」のイメージに一番合っている
顔と言える。武部幹事長が、「自民党顔」の代表かな。

そう、ここで思うのが、民主党と共産党は党首がそれぞれのイメージに
合致した顔をしているのに、自民党は違うということ。

小泉首相は、今までの自民党顔とは一線を画しているからだ。

今までの自民党出身の首相は、いかにもおじさん顔で、森前首相なんて
見た目だけでかなりイメージ悪かったと思う。

ところが、小泉首相は違う。
顔も割と整っているし、何より髪の毛がフサフサしている!

これによって、小泉首相はかなり得をしていると思うのだ。
だって、森前首相が言ったら超ブーイングされそうなことをペラッと
言っても、何だか許されているし、「今までの自民党の政治家とは
違うんだ」というように見えるからだ。

そして、ポスト小泉と言われる安倍官房長官。
彼も、髪の毛がフサフサしていて、見た目も悪くない。
言っていることはかなり過激な場合もあるのに、見た目で緩和されてしまう。

うーん、自民党の戦略的に言えば、安部官房長官が最もポスト小泉に
近いかもしれないな。

やっぱり政治家は、「顔(髪)が命」なのかも!